セキュリティ機能がなかなか普及しない理由
便利(そう)なセキュリティ機能はいろいろあるがなかなか一般に普及しない。
利用者は、追加で導入しなければいけないようなセキュリティ機能は嫌いだ
「ウイルス対策ソフト、なんで高いお金を払って、面倒なだけのソフトを入れないといけないのか?そもそもなんで、ウイルスなんかに感染するのか? 詐欺みたいな商売だ!」
もっともである。WindowsもVistaや7で少しましになったけど、相変わらず感染する。OSの設計とソフトの配信モデルが悪いのは明らかだ。
一般消費者が使う製品では、セキュリティ対策済みで消費者に届けるべきであろう、SymbianやiPhoneではアプリは検査されて署名された物だけが導入できる。検査が十分かはわからないが、Windowsの自由に使えるけど素性の怪しいソフトより安全である。MSもソフトの流通も管理すれば、同じようなことは出来そうである。すればいいのに。Windowsでは各々のソフトが勝手にUpdateを要求したり、勝手に実施する。そんなのWindows Updateで一元化できればスマートだよねぇ。
オプトインとオプトアウト
RedHatやFedoraではSELinuxは標準で組み込まれている。利用者が止めない限り使わされる事になる。こういうにを、オプトアウトという。逆にTPMなんかはオプトインな機能ですね。
一般にオプトインなセキュリティ機能は有効にされない、普及しない(と思う)。
オプトアウトになるためには、その機能が万人に有益で、安定している事が必要だ。
その選択はOSベンダーが行うので、OSベンダーの方針と力量に依存する。
たぶん方法は2つ
- 非常に強力な布陣で普及を推進する。国家レベル最強である。
- 地道にコツコツ
いずれにせよ、継続したサポートが大事ですね。